これはシャドーイングが有名だ。
シャドーイングというのは、以下のような学習方法だ。
「シャドーイング」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
英語を聞くそばから、影 (shadow) のように後から追いかけて口に出し、
同じように発音し真似する英語学習法。
実はこれは、通訳になる方たちがよく使っている訓練法なのだ。
もともとは、通訳を目指す人のためのトレーニングなのだが、
最近は一般の英語学習者でも、この方法を知っているという方が増えてきているようだ。
「発音がよくなる」・「リスニングのスキルがあがる」などがシャドーイングの効果と考えられている。
リピーティングというのは、次のような説明がある。
リピーティングとは一定の長さの文章を聞き、それを口頭で再現する学習方法。
鸚鵡返しという言葉があるが、まさにあんな感じ。
音を聴き始めたら、そのすぐ後を付いていくのがシャドーイング。
それに対して、リピーティングは一つの文を最後まで聴いてから、それを再現する方法だ。
このリピーティングは、一般の英語学習者への浸透度はまだまだのようだ。
なぜ一般学習者に浸透していないかというと、この方法は勉強しにくいのが理由のようだ。
シャドーイングは、英文が入ったCDなどのソフトがあれば、比較的簡単に行うことが出来る。
要するに、まねしてあとから付いていけば良いだけだ。
しかし、リピーティングは英語が聞けるのであれば、なんでもできると言うわけにはいかない。
一文を聴いて、その分を覚えて声に出すわけだ。
リピーティングをするには、一文一文で区切られている音声の素材が必要になる。
あるいは、自分で一々音を止めて…といった作業をしなければならないので、
英語をしゃべっていればどんなものでも良いと言うわけではない。
あと、シャドーイングに比べちょっと難しい。
聞き取った文章を、記憶し再現するという方法だ。
記憶するというプロセスが入る分、聞こえたそばから発音していく
シャドーイングより難しいのは当然である。
「教材を選ぶ」・「多少難しい」という2つの理由で、一般への浸透度は今ひとつのようだ。
次のサイトの説明が分かりやすかったので、関連する部分を引用。
★発音を正確に覚えられる
音読の場合は発音を間違って覚えていても気がつかないことがありますが、リピーティングの場合
は必ずネイティブスピーカーの発音の通りにくりかえしますから発音を正確に覚えられます。
例えば音読している時にbomber(爆撃機)という単語がでてくると、うっかりすると「ボンバー」と発音
してしまいますが、リピーティングの場合は発音された通りに繰り返すので「ボマー」とbは発音しない
ことはすぐにわかります。 発音を正確に覚えるためには音読よりリピーティングの方がすぐれている
と言えるでしょう。
上記に書かれているほかに、聞こえてくる英文をまねることで、
発音を矯正するや、英文独特のリズム感を身につける効果も期待できそう。
★どこが聞き取れていないかすぐわかる
聞いた英語が聞き取れていないと、普通はリピートできませんから、リピーティングをやるとどこが聞き
取れていないかすぐわかります。
似た練習にデクテーションがありますが、ディクテーションの場合は聞き取れていてもスペリングがわ
からなければ書けないので、聞き取れること+スペリングを知っていることが要求されます。
またリピーティングの方がディクテーションより書かない分だけ時間もとられませんから速くできます。
それにウオークマンなどを使えばどこでもできますから、机や筆記用具が必要なディクテーションより
気楽にできるのも良いところです。
★音声の連結、脱落に慣れることができる
リピーティングをすることにより、英語のリダクション(音声の連結、脱落)に慣れることができます。
英語は個々の単語を発音するときと、文の中で発音する時では発音の仕方が違う場合があります。
これをリダクション(音声の連結、脱落)といいます。例えば I am going to が I’m gonna になるよう
な現象です。
活字を見て発音するとどうしてももとの個々の単語の発音にとらわれてしまいますが、リピーティング
は耳で聞いた音をそのまま再生しますから、リダクションを正確に覚えることができ、これがリスニング
力の向上や、よりネイティブスピーカーに近い発音で英語を話すことに役にたつのです。
この2つは、リスニングのスキルがアップするということだ。
このほかに、聴いた英文を再現するためには、英文を覚えておかなくてはならない。
このことを「リテンション」といって、この力が身につく。
英文を短期間記憶するだけだが、トレーニングを繰り返すことで、
英文を英文の形のまま頭に残りやすくなるのではないかと期待している。
つまり、英文を覚えやすい体(というか頭)になるのではないかと期待している。
私は、まだここまでトレーニングを積んでいないので分かりません。
Last update:2023/4/19